豆腐と油揚げはオートメーションに限る！ 佐久間食品

手作りを売りに掲げる豆腐は多いなか、こちら佐久間食品は全自動を誇りにしています。理由はもちろん、品質、安全・衛生面で信頼できるから。

豆腐は生き物。
なので、温度管理がとてもたいせつ。毎日の気温や湿度を見ながら、その日の工場内の温度を適切なものに調節。大豆本来の甘さが豆腐に活かされるようにいろいろ大変。

大豆を絞って豆乳とおからに分けるマシン。
豆腐に使うのは濃い豆乳。油揚げに使うのはゆるい豆乳の方が向いています。

栄養の抽出量とおいしさが決まるので、とても気を付けてひいた大豆を煮る

豆乳の温度を見ながらにがりの量を調節します。舌触りの良い豆腐は職人の勘と技術が命です。
ここだけはオートメーションできない。

カットして、容器につめて

完成。どんどんできてきます。

お待ちかねの試食。できたての豆腐をいただきます。甘さと濃さが違います。
これだけでご飯もいけます。

豆腐は出来立てが最高。

「みなさんに覚えておいてほしいのは、豆腐が一番おいしいのは出来立て。時間がたつにつれて甘さが減っていくからね。
どこのお豆腐屋さんで買ってもらってもいいので、とにかく出来立てで新鮮なものを買ってくださいね！」と社長が一生懸命説明してくれました。肝に銘じます。

がんもどきも作ってます。

三角揚げも作ってます。
以前は菜種油を使っていましたが、味が濃いので人によって好き嫌いがでてしまう、
ので今はキャノーラ油を使用。

隣の店舗ではおからドーナツも販売しています。
できたてのドーナツはあったかくて大豆本来の風味が活きてます。

安全と品質に対する強い意志に基づいたオートメーションの導入と、味への思いの合作の豆腐。とても味が濃かったです。

（text、photo：西村）