築40年以上の建物がビール工場にチェンジ! 小江戸でつくるCOEDOの工場でお花見っ

こんにちは! (勝手に)しゃかいか! のビール担当・つるたです。
いやぁ〜お花見の季節ですね。
ビール片手に桜を愛でて、一句詠んじゃいたい気分・・・そんな私の気分を知ってか知らずか、2017年4月1日(土)埼玉県にある「COEDOクラフトビール醸造所」にてCOEDO 花見 -Hanami- 2017が開催されるとの情報をゲット!

COEDOと言えば、あの有名なモンドセレクションでビール部門の最高金賞を受賞しており、日本が世界に誇れるクラフトビールのひとつ。

「危険なほど飲みやすい」なんて言われており、「ちょっとビールが苦手で」という女性から、ビールをウィスキーやワインのように嗜みたいという方々にまで幅広く愛されている商品です。

中でも「紅赤-Beniaka-」と呼ばれるサツマイモ(川越いも)を原料にした世界初のオリジナルエール(日本では法律上「発泡酒」扱いです)が有名なので、知っている方も多いかもしれませんね。

また2015年から川越市内にある「COEDO Craft Beer 1000 Labo(コエド クラフトビール・ワンサウザンド・ラボ)」で、1000リットルという小さな規模で1000種類のビールを試作していくプロダクトが開始されたりと、常に革新的な取り組みもされており、一度好きになったらハマっちゃう人続出なブルワリーさんなんです。

この日はちょっと寒かったのですが、豪華なバスに乗って会場へ!

このバス、中までセレブ感たっぷりで浮かれ気分が止まりません。

きっと桜は咲いているだろう〜♪ と希望を持ちつつ会場に到着・・・!
あ・・・咲いていなかった(笑)

でもそんなの関係なーい!
到着してそうそう、かんぱーい!

今回は6種類のCOEDOビールを500円で味わえたんですっ!!
定番の「伽羅-Kyara-」「瑠璃-Ruri-」に加えて、女性に人気の「白-Shiro-」、コーヒーのように飲みやすい黒ビール「漆黒-Shikkoku-」、さつまいものオリジナル・エール「紅赤-Beniaka-」、そして爽やかでフルーティな「鞠花-Marihana-」。

おやおや??
公式情報では6種類だったのに、実際に見てみると7種類もある!!
なんと今回のために作られた「金彩-Kindami-」というゴールデンエールを発見っ!

こちらが今回このクラフトビールを手がけられた担当さん。笑顔が素敵です♪
桜とCOEDO・・・う〜ん絵になる!!

正直、美味しいビールと楽しい仲間がいれば、桜がちょっとでも楽しいですよね♪
会場ではDJや音楽家さんたちがごきげんな音楽をかけてくれて、
曇り空でも心はルンルンでございました。

美味しいビールを1杯いただいたところで、早速ですが、工場見学へ行っちゃいましょう!

今回の工場見学は20名ずつ数回に分けて、2016年9月から移転されたCOEDOクラフトビール醸造所をじっくりと見学することができました。

実はこちら、昭和50年代に建てられた、とある企業の研修所。当初、COEDOさんも現在の場所の近くに新しい工場をつくろうとしていたそうなのですが、現在のブルワリーの建物に魅せられ、ビール工場として生まれ変わらせることを選んだそうなんです。

正面入り口に向かって右側はもともと宿泊施設として使われており、200名くらい泊まれちゃうそう。
現在は使われていませんが、地下には大浴場もあって「えっ? ここって本当にビール工場なの??」と思えるような不思議な空間でございました。

いっそのこと、泊まれるビール工場とかにしてくれたいいのに〜(笑)

こちらの建物の3階から工場の様子をのぞくことができちゃいます。

清潔感のあるさっぱりとした室内には、大きな機材やキラキラと輝く銀色のタンクがゾロリ!

さてさて、ここから簡単にどうやってCOEDOビールができるかをご紹介して参ります。
まずは、ビールの「もと」となる麦芽(ばくが)を粉砕!
こちらの麦芽は、ドイツ・チェコ・カナダ・チリなど世界中から厳選し、直取引で仕入れているんですって!

続いて、粉砕した麦芽をビールにつかうでんぷん(糖)部分と、いらない麦芽カスに分けちゃいます。

この麦芽カスですが、工場近くにある「国分牧場」で育てられている牛さんに差し上げているんだとか。
ちなみにその牛さんはクラフトビールを作る麦芽カスを食べて育つことから「クラフトビーフ」と呼ばれているそうですよ。(ダジャレがうふふっ♪ ですね!)
美味しい麦芽を食べて育ったからそりゃ美味しいお肉なんだろうなぁ〜〜食べたいっ!

続いて、仕込みに入ります。
お湯で麦芽を煮込み、麦汁を作ります。
それをまた違うタンクに移し、ろ過していきます。
外側からではわかりませんが、重みのある麦芽は沈み、地層のようになるそう。
美味しい上澄み部分だけを再び別のタンクに入れ、今度はホップを入れて煮込みます。

ちなみにビールに追加されるホップは、ギュギュギュ! と圧縮されこんな感じにまとめられています。

現在、世界的にホップの生産が伸びてきていて各国個性豊かなホップが作られるようになったんですって!
COEDOビールでは、一般的なドイツ系ビールに使われている「マーカー」というホップと、「シムコー」という爽やかでフルーティーな香りが特徴のホップ。最近ビール好きの中でも話題の「IPA(インディア・ペールエール)」によく使われているみたいですよ♪

さらに麦芽も様々な種類が使われていたのですが、コーヒーのように焙煎する長さや強さによって苦味を調整しているみたいですよ♪

墨のように真っ黒に焙煎された麦芽は、実際に食べてみるとコーヒー豆のような味わいで「これがビールになるの!?」と驚くような風味でした。
それぞれ焙煎の時間や火力によってこんなにも個性豊かに変わっていくのか〜とビールの奥深さを知りました。

そろそろ、ビールになる頃ですね〜♪
ワールプールタンクに注がれた麦汁&ホップを分離させ、綺麗な液体だけにします。

そして、エールビールは3週間、ラガービールは1ヶ月半かけて、樽の中で熟成し出荷されます。

いきなりですがクイズです!

この建物の中には、どれくらいのタンクがあると思いますか??
ヒントは、この建物の4階にずら〜〜〜っと並ぶくらいです。

正解は、6000リットルのタンクが33本!!!!!
つまり一度に19万8000リットルものビールを製造できちゃうんです。
COEDOの瓶って、333mlだから・・・とにかくものすごい量ができます!(笑)

思わず「底抜けちゃいませんか?」なんて質問しちゃいましたが、
この施設を工場に生まれ変わらせる時にしっかりと工事をしているので安心してくださいとのこと!
この外観からは想像できないほどたくさんのビールが作られ、出荷されていくんですね。

1日3000本の量が瓶詰めされ出荷されているそうなのですが、今回の見学中になんとドイツからいらっしゃったという工場機械の修理屋さんを発見!

この工場で使われている機械は全てビールの本場・ドイツ製なので、なにか不備があるとこうやって現地からスタッフがサポートにきてくれるんだそうです。

最後は、「COEDO」ポーズを一緒に考え、COEDOのカスタマーコミュニケーションチームで働く、今回見学ツアーをご案内してくれた原田さんとパシャり。

楽しかったなぁ〜と戻ると、「お肉」だぁあぁぁあああぁーーー!

そうです、なんと今回のお花見では、先ほどご紹介されていた国分牧場の「クラフトビーフ」を実際にいただくことができたのですー!!

再びビールをいただき、かんぱーい!
そしていただきまーす!!!

ベーコンはそのままでもいいですが、すこ〜し炙るのが最&高!

炙り前ベーコン越しのむろちゃん。

ただただ黙々と食べられる幸せ・・・!

こちらは、スッケスケの生ハムぅーー! 噛めば噛むほどジューシーでCOEDOとも合うっ!!

美味しイィーーーー!

そして、お待ちかねのステーキだぜぇ〜〜〜!!!

うまうまぁ〜〜!

一口でステーキを食べきろうとして、息が止まりそうになる私の図・・・(笑)。
みなさんはちゃんと噛みましょうね!!

それにしても、お肉はみんなを幸せにしますねー!!

いい笑顔!!

お花見にはちょっと早かったですが、
貴重なCOEDOさんの新しいブルワリーを見学できて、
美味しいビールを飲めて、
素敵な音楽とともに、クラフトビーフまでいただけて、
本当に最高な土曜日の午後でございました♪

天気が心配で始まるまでドキドキしていましたが、始まってみたらそんなことも忘れ、いつのまにか雨もやんで、会場がひとつになっていた「COEDO 花見 -Hanami- 2017」 。
帰りのバスで、「来年もやります!」とおっしゃっていましたので、来年は満開の桜の元でお花見しながら、ビール、そして工場見学も楽しみたいですね!

最後はしゃかいか! で考えたCOEDOポーズでしめちゃいましょうっ!
はい、COEDO!

【詳細情報】

COEDOビール

COEDOクラフトビール醸造所:埼玉県東松山市大谷1352
URL: COEDOビール公式ページ
Facebookページ:COEDOビール Facebookページ

(text:つるたちかこ、photo:三浦、市岡)

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