【鯖江】「めがねの日」に「めがねフェス」を振り返ってみた。
今日は何の日?
この記事が掲載される10月1日。この日が何の日か、みなさん知ってますか??
「10月1日」→「10月01日」→「一〇月〇一日」→「一〇〇一」 !
もうわかりましたね(一〇▽〇一)
本日10月1日は、「めがねの日」です!!(本当です)
さて、「めがねの日」の今日は、めがねの聖地・福井県鯖江市で毎年初夏に開催されている「めがねフェス」についてご紹介していきます!!
初夏の鯖江で開催される「めがねフェス」
福井県鯖江市は、言わずと知れた国産めがねの一大産地。国産めがねフレームの90%以上が鯖江で作られています!
そんなめがねのまち鯖江では、私たちの生活を支えてくれるめがねに感謝し、めがねを楽しみつくすお祭り「めがねフェス」が、2013年から開催されています!
5年目となる2018年も、6月9・10日の二日間にわたって、とにかくめがねづくしの楽しすぎる空間が鯖江のまちに広がっていました。
しゃかいか!編集部もしっかりとイベントに潜入していましたので、「めがねの日」に「めがねフェス」を振り返っていきます!!
大きなめがねを目印に。
「めがねフェス」の会場となっているのは、鯖江駅から車で5分、歩いても15分ほどでたどり着く「めがねミュージアム」と、すぐ近くの鯖江市文化センター前の駐車場特設会場。
「めがねミュージアム」はそびえ立つビルの頭頂部に大きなめがねのオブジェが設置されているので、遠くからでもわかりやすい!
さっそくいってみましょう!
めがねにまつわるグッズ、食べ物、本、体験など、会場の中はとにかく、めがね、めがね、めがね!
案内看板もめがねでびっしり。
こんなコーナーも。
北陸や関西、中京圏など、全国各地からお客さんが来ていました!
東京からきましたよ、っと。ペタ。
クレープだってめがね。
アイスだってめがね。
これはちょっと強引な気もする。
歩行者天国になっている道路では「めがね国体」!今年は福井で国体だからね!
生産、精米、販売。お米が消費者に届くまでの全ての行程をめがねをかけた人だけで作り上げた「めがね米」も売っていました!試食させてもらったおにぎり、美味しいっ。
めがねミュージアムの前では、鯖江産めがねのポップアップギャラリーが展開。前衛的なデザインのものからシンプルで洗練されたデザインのものまで、普段はなかなか間近で見ることのできない様々なデザインのめがねが大集合!
いろんなめがねをかけたくなっちゃいますね。
めがねにまつわるエトセトラ。
こちらは全国に公募を募った「めがねよ、ありがとう作文」のコーナー。
今年が初めてとなるこの企画ですが、全国から232通もの応募があったそう。
めがねを巡るたくさんの物語の中には、思わずウルっときてしまうものも。
読んでみたい!という方は以下のリンクからどうぞ。
たかがめがね、されどめがね。めがねがただ単に視力を矯正するためだけのものではないことがよくわかる、このフェスにふさわしいコーナーでした。
めがねミュージアムのすぐ横には、めがねの供養塔も。
めがねフェスでは毎年、神主さんを呼んで「めがね供養」の時間を設けています。壊れてしまったり使えなくなってしまっためがねを持ち寄り、「めがねよ、ありがとう」の思いを込めてきちんと供養する、イベント全体の中でも大切な時間です。
こちらはオリジナルアクセサリーづくりを体験できるブース。いらないめがねフレームを使って、自分だけのバングルをつくりました!
めがねの材料を使ったオリジナルグッズづくりを楽しめるブースは他にも!とことんめがねとふれあいます。
毎年豪華なゲストが登場するステージ企画!観客と一体になって会場を盛り上げます。
写真はCutie Paiのまゆちゃんさんと、つじあやのさん。素敵な歌声を会場に響かせてくれていました♪
お二人ともめがねが似合いますね〜!
めがねを盛る。
こちらは「メガネリンピック」のステージ企画!
制限時間内により多くのめがねをかけることができた人が優勝です。
激戦の結果、優勝したのは白シャツの「ちゃーりーさん」!
試合後はしっかりと固い握手を交わします。めがねがつむぐ友情がここに。
熱い戦いを見ていたら我々の心にも燃えたぎる炎が!
会場では一般の方も「めが盛り」を楽しめるブースがあります。さっそくチャレンジ!
あれ、意外と難しい…?
健闘及ばす、記録21個。
ちなみに今回のめがねフェスでの最高記録は30枚だったそうです。世界記録の31枚にあと一歩及ばずでした!来年のめがねフェスで世界記録を打ちたてるのは、あなたかも?
めがねフェスをしっかり楽しんだところで、イベントのキーパーソンのみなさんにもお話を伺ってみました。
きっかけは何気ない一言。
仕掛け人のひとりでもある福井のデザイン事務所「GOOD MORNING」の三田村敦さん。めがねフェスがめがねフェスとなるきっかけをつくった張本人です。
「まだめがねフェスが始まる前、(めがねフェス実行委員長の)小松原さんに『いまどきフェスっすよ』みたいな軽い感じで話をしてたら、次の日に小松原さんがSNSで『今年はめがねフェスやります』って宣言しちゃってて(笑)」
左側が実行委員長の小松原さん。もともと「さばえめがねまつり」というイベントを毎年開催していましたが、三田村さんの一言を受けて「めがねフェス」へと生まれ変わらせました。
「めがねフェス、どんどん発信して!」と小松原さん。
三田村さんの奥さんである悦子さんも登場。めがねフェスの様々な企画を考えてくれています。
悦子「わたしが『これやったら面白いんじゃない?』とか『これやりたい』って言ったら(三田村さんが)つくってくれる(笑)」。
三田村「『これやりたい』は大きいかも。(企画は)結構思いつきですよ。めがねの作文書いたら面白いんじゃないかとか、めっちゃでかいめがね置いたらいいよねとか。」
悦子「(イベントをつくっていく中で)いろんな意見があるんですけど、ここ(GOODMORNING)は『これやったらたぶんみんなも楽しいな』っていう、自分たちが楽しい部分をつくっているって感じです」
(たしかに、大きいめがね楽しかった…!)
もちろん三田村夫妻の企画だけではなく、たくさんの人たちのつながりと協力があってこそのめがねフェス。めがねを愛する人々との出会いと楽しい思い出が駆け巡ります。
そうこうしているうちに、Dixie Happinessによる演奏でめがねフェス2018もいよいよフィナーレへ。
スタッフも一緒に最後まで盛り上がりが止まりません!
最後は小松原実行委員長からのご挨拶で閉幕を迎えます。
「このめがねフェスができるというのも、100年前からこのめがね産地をここまで築いてきてくれた先人のみなさんのおかげです」
担い手不足を乗り越え、先人たちが築いてきてくれたこの産地を受け継いでいくために、今できること。
めがねがどんなふうにつくられているか、製造にどんな人が関わっているか、多くの人に業界に興味をもってほしいし、めがねをかけてほしい。ここでめがねを作っていることを知ってほしい。
だけど、切り口はあくまでも楽しく、にぎやかに。
めがねや、めがねに関わるすべてのものや人にたくさんの愛と感謝を込めて。
それが、めがねの聖地・鯖江の「めがねフェス」です。
ぜひ来年は、あなたも鯖江を訪れてみてはいかがでしょう?
(text:髙橋、photo:髙橋、室谷、盛田)
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