一枚の銅を叩き光輝かせる 玉川堂
カンカンカンカン、カンカンカンカン。
金属音がこだまする工場には、
江戸時代から変わらぬ技術で
一枚の銅に新たな輝きを吹き込む職人たちがいました。
銅を操る技、頼りは職人の勘一つ
一枚の銅を鎚で打ち起こし、
叩いて焼いてを繰り返し形状を整えていく鎚起銅器。
薄い板状の銅がやかんの姿へ生まれ変わるには、
20回ほどの焼きなましが行われます。
職人の長年の経験によって寸法が整えられていく様は圧巻!
他に真似出来ない至極の玉虫色を表現
昔からの継ぎ足し続けられてきた特殊な溶液を使い
着色される銅は、多彩な色味へとさらに銅を輝かせます。
きれいな玉虫色の着色は、
偶然の中で生まれた特殊な色だそうです。
16人の職人の中に若い女性が3人。
昔ながらの技を大切にしつつ、
新たな感性も取り入れ
さらに進化を続ける玉川堂に
世界各国からの熱い眼差しが向けられているのも納得です。
七代目の玉川基行さん、本日はありがとうございました!
【詳細情報】
株式会社玉川堂
住所:新潟県燕市中央通2丁目2番21号
電話番号:0256-62-2015
URL:http://www.gyokusendo.com/
Facebookページ:https://www.facebook.com/gyokusendo
(text:坂田、photo:坂田)
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