世界最長の吊橋から見る海面289mの絶景 明石海峡大橋ブリッジワールド

世界に2つだけのツアー
2014年は既に約1万人が参加している「明石海峡大橋ブリッジワールド」。
橋の上に登るツアーはオーストラリアのシドニーと
「明石海峡大橋ブリッジワールド」の世界に２つだけだそうです。

さらに案内人は、
実際に明石海峡大橋の建設に携わったエンジニアが担当するという
プレミアム感満載のツアーです。

人間業とは思えない！
橋長3,911mの世界一長い吊り橋がどのように完成したのか
橋に登る前に記録映像を鑑賞して理解を深め、
その後は、エンジニアさんの講座を受けます。

工事従事者は延べ210万人。
およそ10年の歳月をかけ、
一日約1,000人が働き続け、
死者を出すことなく無事に開通させた建設技術の高さに
日本人あっぱれと心震わされます。

既に心バクバクですが、まだ地上です。
これからなんです。
橋の科学館から明石海峡大橋へ移動します。

さらなる高みを求めて歩を進めます。

海面から約50mの空中散歩
「はい、あそこを歩きますよ」
橋の技術、歴史の説明を聞きながら歩いていたはずですが、

足下を見ると隙間から海面が見えて戦慄が走り、

足がすくみっぱなしです。

「下は見ないでゆっくりと」
ツアーリーダーの優しい声掛けに
橋の上で一緒に跳んでいたカメラマンを撮る余裕さえ生まれたほどです。

明石海峡大橋の1kmほどの空中散歩を終えて、
主塔エレベーターで頂上を目指します。
「皆さん、これからが本番です」

エレベーターの98階へ
エレベーターランプが
17階から98階という見たこともない数字の階へ向かい始め、
顔面が蒼白しています。
その間2分ほど、ツアーリーダーが緊張をほぐすため
何か面白いことを言っていたという記憶だけはあります。

ついに98階、海面上289mの高みに挑みます。

普段は車で走っているはずの橋の上を
海面上289mから見下ろす非日常さに興奮します。
この日は気持ちが良いほどの快晴だったこともあり、
大阪の街並みから小豆島までを一望。

海と空の境界線が掴めてしまいそうな未体験ゾーンに
興奮さめやらない20分。
塔頂を満喫した記念にヒーッと叫びたくなる絶景ポイントで撮影です。
塔の上では、頼もしいツアーリーダーが
班ごとに記念撮影をしてくれます。

地上に戻るとケーブルと
先ほど撮影した写真が早くもプリントアウトされ
ツアー認定証として配られています。

最後は、本州四国連絡橋のシンボルキャラクター「わたる」と記念撮影！
ここで満足ツアーは終了です。

なんと11月いっぱいで
「明石海峡大橋ブリッジワールド」は年内の受付を終了します。
人気ツアーの今年予約分が満席でも来年4月1日から受付を開始するので、
再度トライしてくださいね。

夜の明石海峡大橋もみもの！
日没から23時まで、ライトアップされた明石海峡大橋は
ファンタジックな夜景を演出してくれます。
朝のツアーから最後は夜景で心満たしてくれた明石海峡大橋に
心の底からありがとうと言いたくなります。

（text：坂田、photo：市岡）