オリジナルの発想でピーヒャラ笛生産量日本一 吹き戻しの里
全国シェア約80%を占める
縁日などでよく見かける笛のおもちゃ、ピーヒャラ笛こと吹き戻し。
大正時代から親しまれ、
昭和初期では全国で生産されていた吹き戻しも、
今では2カ所でしか生産されていない。
約80%は淡路島の「吹き戻しの里」で作られています。
マイ吹き戻し体験では、
吹き戻しが永遠に吹き戻さない「ブルブル」や
つっこみをしてくれる「なんでやねん」など
色んな吹き戻しの裏技を教えていただけます。
10人が一緒に吹き戻す「明石海峡大橋」
体験する工房に来てまず目に入るのが、
いくつものピーヒャラが複雑に絡み合った
黄色い「明石海峡大橋」
総勢10人の肺活量を必要とし、
なおかつ、同じタイミングで最高の吹き戻しを実現しなければ
「明石海峡大橋」はお目見えしないのである。
工場見学コーナーでは、
吹き戻しのパーツの加工と手作業での組み立て工程が見れます。
原材料をスリッターとよばれる機械で裁断し、
筒の部分と伸び縮みする「頭」の部分を機械で作っていきます。
裁断された紙を筒状にするため
接着面の幅などいくつもの工程を微調整した機械で
接着し筒状に仕上げていきます。
組立で難しいのが「しごき」です。
「しごき」とは、伸び縮みする「頭」の部分をステンレス線に巻き、
吹き戻しの巻き戻る癖をつける作業です。
線の入った側をしごき針に当て、
紙管につける部分を少し長めに残しながら全体をしごいていきます。
今回、ご案内頂きました藤村良男社長は
19本もの吹き戻しが連なる「地獄のピーヒャラ」や
ヒゲと一体になった「ヒゲめがね」などオモシロ吹き戻しを
日々、開発し続けていらっしゃいます。
淡路島産のタマネギピーヒャラもありました。
タマネギに息を吹き込むのにもう死にそうです。
藤村社長は
「息を吹き込む動作は、腹式呼吸なのでダイエットに効果的で、
口の筋肉を使うためほうれい線除去にも期待できますよ」と
ピーヒャラの飽くなき挑戦は続くのでした。
【詳細情報】
株式会社八幡光雲堂
電話番号:0799-74-3560
住所:兵庫県淡路市河内333-1
受付時間:10時〜11時30分、13時〜15時30分
休業日:不定休
パーキング:有、大型バス利用可
MAP:http://urx.nu/eeqR
URL:http://www.fukimodosi.org/
(text:坂田、photo:市岡)
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