【東京】奥出雲の「たたら」が生んだもの。「TATALITE Project Okuizumo『Case of jewelry』」が開催されています!
島根県奥出雲の地に伝わる日本古来の製鉄技術 「たたら」は、日本刀の材料となる上質の鋼(玉鋼)を生み出す唯一の製鉄法としても知られています。
TATALITE Project Okuizumoでは、三昼夜かけて行われるたたら操業で、燃え上がる炉の中から流れ落ちた副産物である鉄滓を《TATALITE タタライト》と名付け、4人のジュエリークリエイターの協力のもと、素材としての魅力や可能性を探る研究試作を行ってきました。
今回は、その研究成果の発表として、2019年2月2日(土)から17日(日)まで、銀座 蔦屋書店(GINZA SIX 6F)にて、展示販売会「Case of jewelry|鉄滓からジュエリーへ 4人のクリエイターの挑戦」が開催されます。
多孔質で不均一な素材である《TATALITE》の、ともすれば弱みとなる材質から個性を見出し、魅力として引き上げていくジュエリークリエイターの感性と職人技による成果を、ぜひご覧ください!
ジュエリーとして仕上げたTATALITE COLLECTIONは、数量限定の一点物として販売。
参加クリエイターによるTATALITE以外の通常作品の展示販売も行われます!
今回のプロジェクトで使用される《TATALITE》は、大正10年(1921)まで約280年間にわたり、たたら製鉄を担い、藩政期には鉄師頭取も務めた由緒ある絲原(いとはら)家より提供されている貴重な素材です。
その後、洋式製鉄の普及により家業を山林業に転換しましたが、今でも絲原家の敷地内には、たたら製鉄の名残ともいえる鉄滓=「TATALITE」が残っているといいます。
今回初めて、この絲原家に100年以上も眠っていた歴史の証に新たな息吹が吹き込まれました。
また、たたら製鉄の原料となる砂鉄は、山を切り崩し、土砂を水路に流し込む「鉄穴流し(かんなながし)」という方法で採取されました。現在、奥出雲町のいたるところで見られる美しい棚田の風景は、この跡地を再生したもので、特産品「仁多米」の生産に役立てられるなど、奥出雲の農業の発展に寄与しています。
奥出雲の歴史と人々の営みがぎゅっと詰まった「TATALITE Project Okuizumo」。
TATALITEから生まれたジュエリーを手にし、その肌でたたらの炎を感じてみませんか。
イベント名称 | TATALITE Project Okuizumo EXHIBITION Case of jewelry|鉄滓からジュエリーへ 4人のクリエイターの挑戦 |
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開催期間 | 2019年2月2日(土)〜2019年2月17日(日)10:00-22:30(最終日は17:00まで) |
会場 | 銀座 蔦屋書店 東京都中央区銀座6丁目10-1 GINZA SIX 6F 東京メトロ 銀座線・丸ノ内線・日比谷線「銀座駅」A3出口 徒歩2分 |
参加クリエイター | ・伊藤敦子 itoatsuko ・竹内稔 PROOF OF GUILD ・中村穣 januka ・前田真理子 MMAA |
クリエイター来場日 | 2月2日(土) 伊藤敦子:13時〜18時 中村 穣:14時〜17時 2月3日(日) 前田真理子:15時〜19時 2月9日(土) 竹内 稔:14時〜17時 中村 穣:14時〜17時 2月17日(日) 伊藤敦子:14時〜17時 ※来場日は変更になる場合がございます。 |
WEBサイト | https://tatara-okuizumo.com/ |
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