【東京】人類の営みを、映像から手さぐりする展覧会「映像のフィールドワーク展 ー20 世紀の映像百科事典をひらく」が開催されています!
「観て、触れて、感じて、考える」体験型のプログラムを通じて、子どもから大人まであらゆる世代の人々に「感心と感動」と「発見」をもたらす創造的なプログラムを提案する生活工房で、”映像”にまつわる企画展のお知らせです!
私たちは何を残してきたのか、そして何を残していくのか―。
手から手へ伝えてきた人類の営みを、映像から手さぐりする展覧会
1952 年、第2 次世界大戦の敗戦後間もないドイツの国立科学映画研究所で、ある壮大なプロジェクトが始まりました。その名は「エンサイクロペディア・シネマトグラフィカ」(以下、EC フィルム)。世界中の知の記録を集積することを目指した、“映像による百科事典” です。以来40 年余りの歳月をかけ、あまたの研究者やカメラマンが世界各地に派遣され、その地に生きる人々の暮らしや儀礼、動植物の生命活動を16 ミリフィルムに収めました。映像の総数は、実に3,000 タイトル以上にも及びます。
その映像群には、人類が誕生してから連綿とつないできた、「生」そのものが記録されています。道具を作り、狩りをし、果実を集め、土を耕し、料理して食べ、ひもを綯い、衣服を作り、住居を建て、身を飾り、時に祈り、踊り歌い、子を産み育てる―。これらの映像を記録した人々は、未来の私たちに、何を伝え、残したかったのでしょう。タイムカプセルの中身を現代に活かせるかどうかは、私たち自身の手に委ねられています。
今回の企画展では、いまだ全容が解明されていないEC フィルムの映像群から、「住処」「音楽」「料理」「儀礼」「ひも」などのキーワードで拾い集め、約70 作品を会場内の至る所で投影します。映像のなかの世界を紐解くように探索し、来場者の発見が展示に反映されていく参加型の展覧会です。
貴重な映像に出会える「映像のフィールドワーク展」に、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
イベント名称 | 映像のフィールドワーク展ー20 世紀の映像百科事典をひらく |
---|---|
開催期間 | 2019年3月16日(土)〜4月7日(日)11:00〜19:00 月曜休 |
会場 | 生活工房ギャラリー/ワークショップルームAB
〒154-0004 東京都世田谷区太子堂4-1-1 キャロットタワー 3・4階 |
主催 | 公益財団法人せたがや文化財団 生活工房 |
特別協力 |
公益財団法人下中記念財団 |
企画制作 |
EC 活用プロジェクト〈下中菜穂、丹羽朋子、中植きさら〉、野口靖 |
協力 |
株式会社ポレポレ東中野、株式会社東京シネマ新社、NPO 法人アートフル・アクション、NPO 法人FENICS、東京工芸大学芸術学部ソフトウェアデザイン研究室、女子美術大学芸術文化ゼミⅠ(芸術人類学)、昭和のくらし博物館、国際あやとり協会、柳とあそぼう引地川、村橋勲、宮下美穂、吹山なみほ、EC ラボひも部、EC わらしべ調査隊(順不同) |
後援 |
世田谷区、世田谷区教育委員会 |
WEBサイト | http://www.setagaya-ldc.net/program/441/ |
お問い合わせ | Tel 03-5432-1543 |
関連するキーワード