【東京】日本遺産にも選ばれた「六古窯」が一堂に!「六古窯 ―〈和〉のやきもの」が6月9日(日)まで開催中です!

壺 信楽窯 南北朝時代 出光美術館

地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを有する「日本遺産(Japan Heritage)」にも選ばれた六古窯。出光美術館で、この〈和〉を代表するやきものの魅力を存分に味わうことのできる企画展が6月9日(日)まで開催されています!

▼以下公式HPより

素朴ながらも豪快で力強さを備える中世のやきもの。その表面は素材の土の色、窯の中で焼成されるときに炎の熱を受けて生じた緋色、人智の域をこえて流れる釉薬の表情が特徴的です。まるで生命がやどっているかのような個性が魅力となっています。

大壺 常滑窯 平安時代後期 出光美術館

なかでも平安時代後期から鎌倉・室町時代といった中世に生み出され、現代に至るまでやきもの作りが続いている瀬戸、常滑、越前、信楽、丹波、備前は六古窯と称され、日本的なやきものとして親しまれてきました。2017 年には文化庁の「日本遺産」にも選定されています。これらの中世のやきものは、伝統的な技術に加え、中国や朝鮮半島など唐物をはじめとする舶来の文物に影響を受けながらも、各地で独自のスタイルを生みだしました。

双耳壺 越前窯 室町時代 福井県陶芸館

作られたやきものは、壺・甕・摺鉢など当時の人々の生活の必需品であり、中世の人々の生活にとっては三種の神器ともいえるものです。その伝統は桃山・江戸時代へ継承されていきます。一方で、日常のうつわであったものが、桃山時代には茶の湯のうつわとしても注目されました。さらに近現代においては実際に使用するわけではなく、鑑賞する陶器としても愛でられるようになります。このように六古窯に代表される中世のやきものは、各時代の人々の社会や日常生活の中に溶け込みながら、日本における伝統文化・価値観の中で美や魅力をみいだされてきたのです。

本展では、中世のやきものに影響を与えた青銅器、中国陶磁、茶道具などもあわせて展観し、中世のやきものの世界へ誘います。

イベント名称  「六古窯 ―〈和〉のやきもの」
開催期間 2019年4月6日(土)〜6月9日(日)

午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)

毎週金曜日は午後7時まで(入館は午後6時30 分まで)

会場  出光美術館

〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-1-1

帝劇ビル9階(出光専用エレベーター9階)

休館日 毎週月曜日(祝日および振替休日は開館)
入館料

一般1,000 円/高・大生700 円(団体20 名以上 各200 円引)

中学生以下無料(ただし保護者同伴に限ります)

*障害者手帳をお持ちの方は200 円引、その介護者1 名は無料です

WEBサイト  http://idemitsu-museum.or.jp/exhibition/present/

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