【福井】現代のレオナルド・ダヴィンチと越前和紙のコラボレーションも!「テオ・ヤンセン展 in ふくい & Craft exhibition」が開催中です!
風を動力源としてオランダの砂浜を疾駆する「ストランド(砂浜)ビースト(生命体)」。
ボディ全体は黄色いプラスチックチューブで造形され、物理工学を基盤としたその動きは生き物を思わせるほどに滑らかで有機的です。
それらはオランダのアーティスト、テオ・ヤンセン(1948-)によって故国の海面上昇問題を解決するために生み出されました。
ストランドビーストを制作するテオ・ヤンセン氏
作者亡き後も自立して砂浜で生き延びることを目指し、ストランドビーストは歩行、方向転換、危険察知などの機能を備え、さまざまな環境に適応していくためのシステムを獲得していきます。生と死を繰り返し、遺伝子と遺伝情報を受け継ぎながら進化し続けてきた生命体は、芸術と科学という既存のカテゴリーを横断し、新たな可能性を私たちに提示しています。
ストランドビースト
今回の企画展は日本初となるドーム会場での展示会となり、世界初の伝統工芸(越前和紙)とのコラボ作品を含む15作品が展示されています。
実際に動く巨大なストランドビーストを体感できるほか、その構造や動きの仕組みを明らかにし、テオ・ヤンセンが創り出す世界の魅力に迫ります。
越前和紙を手がけた滝製紙所の瀧英晃 氏
帆部分が越前和紙で制作されている「オルディス・クインタス」
また、今回の開催地である福井は古くから多くの伝統工芸の技が脈々と引き継がれる「ものづくり王国」。
会期中は「Craft exhibition」と称し、伝統工芸の企画展やワークショップ、クラフトマルシェなどが随時開催されています!
展示会は10月27日(日)までの開催となっておりますので、この機会にぜひ福井へ足をお運びください!
イベント名称 | テオ・ヤンセン展 in ふくい & Craft exhibition |
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開催期間 | 2019年9月21日(土)~10月27日(日)会期中無休 10:00~17:00 (入館は16:30まで) |
会場 | サンドーム福井 〒915-0096 越前市瓜生町5-1-1 |
主催 | 福井県 |
共催 | 福井新聞社、FBC |
協力 | 小浜市、鯖江市、越前市、越前町、越前漆器協同組合、福井県和紙工業協同組合、越前打刃物産地協同組合連合会、越前焼工業協同組合、越前指物協同組合、若狭漆器協同組合、福井県指定郷土工芸品振興協議会 |
後援 | オランダ王国大使館 |
企画協力 | Media Force、学研プラス |
WEBサイト | https://theojansen-fukui.jp/ |
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