【東京】ともに考え、ともにつくる。UMA / design farm展「Tomorrow is Today: Farming the Possible Fields」が開催されています！

都市機構の色彩計画(2017-)VI, 色彩計画, サイン計画
Photo: Yoshiro Masuda

デザイナーの原田祐馬氏により2007年に設立されたUMA / design farmは、大阪を拠点に活動するデザインスタジオ。グラフィックはもちろん、建築家や編集者と協働し、図書館や学校、障害者福祉施設などの仕組みづくりからサイン計画も手掛け、プロジェクトの上流から地域とその場に介在し、当事者と「ともに考え、ともにつくるデザイン」を、対話と実験を繰り返して実践しています。

福智町図書館・歴史資料館ふくちのち（2017-）プロジェクト, VI, サイン計画
Photo: Natsumi Kinugasa

人、場所、分野を越境するそのデザイン手法により、循環と可能性を生み出す仕組みを提案しつづけるUMA / design farm。今回の企画展では、プロジェクトにどんな人たちが関わり、何を思い、ともにつくりあげたのか、その言葉や関係性、デザインプロセス、そこで紡がれた物語を交えての展示が展開されます。 

株式会社斎藤管工業（2014-）CI,サイン計画
Photo: Kohei Shikama

奈良県奈良市の福祉施設たんぽぽの家と障害のある人たちの仕事づくりを行う「Good Job! Project」、大津湖岸なぎさ公園サインデザインのプロセスや、UR 都市機構での鳥飼野々2丁目団地などの色彩計画では、デザインがどのように地域の人々の暮らしの一部になっているのかが紹介されます。

Good Job! Project（2012-）ワークショップの様子
Photo: Michio Hayase

領域横断的にプロジェクトを進めるUMA / design farmは、日常の未来を考え、デザインが日々の生活に溶け込む環境を探究しています。あらためて社会におけるデザインの役割を考える展覧会となりますので、ぜひこの機会に足をお運びください。