【渋谷ヒカリエ】井上徳木工、丸廣意匠、ろくろ舎による「いろかたち」展が開催されます!
日本最大規模の産業観光イベント 「RENEW」でもおなじみの福井県丹南地区(鯖江市・越前市)には、越前和紙、越前打刃物、越前箪笥、越前焼、眼鏡、繊維、そして越前漆器と多くの産業が集中しています。
その中で、1500年の歴史を持つ越前漆器の産地として有名なのが鯖江市の河和田地区。しゃかいか!編集部も何度も足を運んでいます。
越前漆器の古くは伝統的な木製漆器の製造が主でした。木地作りは大きく分けて2 つ。板を組み合わせて箱類を製作する角物木地と、轆轤(ろくろ)を用いて椀類を製作する丸物木地です。その木地に柿渋を用いた渋下地を施して漆を塗るのが、河和田の基本的な漆器づくりのかたちです。
また、高度経済成長期には、樹脂成型やシルクスクリーンなどの新しい手法をいち早く導入し、業務用漆器の製造も始めました。その変化に伴い、それまで主流だった漆の刷毛塗りから塗料をガンスプレーで吹き付ける吹付塗装へと仕上げの方法も移行し、製品を大量生産できる産地へと変化していきました。
伝統的な木製漆器と業務用漆器(食器)が両立していて、ひと口に漆器といっても素材や手法が様々で多様性があるのがこの産地の特徴です。
その河和田で漆器づくりに携わる井上徳木工(角物木地)、丸廣意匠(吹付塗装)、ろくろ舎(丸物木地)の3社が、今回合同で展示会を企画。
井上徳木工|photo by Nana Tateiwa(MUTE)
丸廣意匠|photo by Tsutomu Ogino(TOMART)
ろくろ舎|photo by Mitsugu Uehara
伝統的な漆器を原型とし、それぞれの視点で新たに製作した色や形を展示する「いろかたち」展が、渋谷ヒカリエ Creative Lounge MOV aiiima 1-2にて開催されます。
会場に並ぶ展示品の、いわゆる漆器とは異なる表情から、産地の技や感性の多様性と可能性を感じてみてください。
展示品の多くは一点物で、一部を除いて販売されます。是非この機会にご覧ください!
▼しゃかいか!編集部の井上徳木工とろくろ舎への訪問ブログはこちら!
イベント名称 | いろかたち |
---|---|
開催期間 | 2020年11月24日(火)- 11月29日(日) 11:00 - 19:00 ※最終日(29日)は17:00まで |
会場 | Creative Lounge MOV aiiima 1-2 〒150-8510 東京都渋谷区渋谷2丁目21-1 ヒカリエ 8F |
主催 | 井上徳木工、丸廣意匠、ろくろ舎 |
共催 | MUTE |
https://www.instagram.com/iro_katachi/ |
関連するキーワード