これからの「祈り」を考える。「祈りのかたち展 Vol.2 アルテマイスター×東京造形大学 大学院」が開催!

産学連携事業に⼒をいれている東京造形⼤学が、伝統的な地場産業の活性化を⽬指して、2012 年より会津若松市と共同研究を⾏ってきた会津若松プロジェクト。これまで学⽣や教員が何度も現地に⾜を運び、会津⽊綿や会津塗の製造背景を活⽤したプロダクトの開発に取り組んできました。

ここ3 年は全国有数の仏壇メーカーであるアルテマイスターとこれからの「祈りのかたち」をテーマとしたプロジェクトを発⾜し、最終的には商品化を⽬指して進められています。

そのプロジェクトの成果発表も兼ねた、これからの祈りのかたちを探る展覧会『祈りのかたち展 Vol.2 アルテマイスター×東京造形⼤学 ⼤学院』が、3月2日より開催されています。

これからの「祈りのかたち」を考える

新型コロナウイルスの脅威がいまだ続くなか、世界中の⼈々が祈りを捧げる姿を⽬にします。⼈は誰のために、何のために祈りを捧げるのでしょうか?

今回の展覧会では、⾊と柄の組み合わせで⼤切な⼈へのメッセージを選べる祈りの贈り物《お守りハンカチ》や、ペットを想う気持ちに寄り添ったペットの実際の⽑を⽤いるリメイクオブジェ《Kemari》など、既成概念にとらわれない新しい祈りのかたちが提案されます。

《Kemari》ペットの⽑を⽤いたリメイクオブジェ Photo:Hiroka Monden

このほか、お鈴を鳴らすことで戒名が浮かび上がるお位牌《Hiyori》や、⾃らの呼吸に合わせて反応する、⽇々の癒しのためのオブジェ《makoro》など、インタラクティブなモニュメントも⾒どころのひとつ。

これらはいずれも誰かを⼤切に想う気持ちや⾃分と向き合う時間、そうした普遍的な⼈の営みを現代のライフスタイルやテクノロジーを通じて再考する試みです。

《Hiyori》デジタルを活⽤したインタラクティブな位牌

《makoro》共に呼吸をする癒しのためのストーンオブジェ

 

新型コロナウイルスの感染拡⼤は、このプロジェクトにも様々な制約をもたらしましたが、⼀⽅でオンラインでのコミュニケーションなど、東京と福島という物理的に離れた地⽅メーカー との新たな共同作業の⼿法を探る機会ともなったといいます。

会場では、会津若松で制作されたプロトタイプがそのコンセプト映像と共に紹介されます。

なお映像は展覧会の開催に合わせて、展覧会のウェブサイトでも公開されますので、あわせてお楽しみください。

イベント名称 祈りのかたち展 Vol.2 アルテマイスター×東京造形大学 大学院
開催期間 2021年3月2日(火)〜3月7日(日)
11時〜20時(7日は17時終了)
会場 aiiima 2
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-21-1
渋谷ヒカリエ8階 Creative Lounge MOV内
主催 東京造形大学
協力 アルテマイスター
WEBサイト http://aizu.zokei.ac.jp/

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