【兵庫】竹中大工道具館とスイス連邦工科大学チューリッヒの共同企画展「CLT ー 未来をつくる木のイノベーション」が開催されます！

CLT材の断面　日本とヨーロッパのCLT材を集めてみました

 CLTとは、「Cross-Laminated Timber」の略称で、板を繊維方向が直交するように積層接着した木質系材料のこと。

厚みのある大きな板で、建築の構造材の他、土木用材、家具などにも使用されています。

CLTは1993年頃からスイスを発祥に、ヨーロッパ、日本、アジア、北米、オセアニアで、さまざまな建築物に利用され広がったもの。近年ではCLTの高層建築が建てられるなど、その利用は各国で急速な伸びを見せています。

特に、木材特有の断熱性と壁式構造の特性をいかした戸建て住宅の他、中層建築物の共同住宅、高齢者福祉施設の居住部分、ホテルの客室などに用いられています。

CLTの加工

CLTパビリオン　写真：黒部駿人

建築模型

今回の展覧会では、「CLTで考える木と自然」「木組でつくるCLT」「CLT建築模型展」といった見どころをはじめ、CLT開発の歴史やこれからの可能性についてなど、現代最先端の木造建設技術であるCLTについて様々な角度から紹介されます。

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