【東京】並はずれた、独創の力。21_21 DESIGN SIGHTにて、企画展「The Original」が開催されます!
東京ミッドタウン21_21 DESIGN SIGHTにて、企画展「The Original」が開催されます。展覧会ディレクターには、デザインジャーナリストの土田貴宏氏が迎えられます。
企画趣旨
今回の企画展では、世の中に深く影響を与えるデザインが「The Original」と定義され、紹介されます。ここでいう「The Original」は必ずしもものづくりの歴史における「始まり」という意味ではなく、多くのデザイナーを触発するような、根源的な魅力と影響力をそなえ、そのエッセンスが後にまでつながれていくものです。
左:ヨーゼフ・ホフマン「シリーズB(ワインデキャンタ)」(1914、ロブマイヤー)
右上:ヴェルナー・パントン「パントノヴァ(コンケイヴ)」(1971/2019、モンタナファーニチャー)
右下:フィン・ユール「FJ ボウル (サラダボウル スモール)」(1951/2015、アーキテクトメイド)
21_21 DESIGN SIGHTではこれまで、「デザインは生活を楽しく、豊かにし、思考や行動の可能性を広げてくれるものである」という考えに基づき展覧会が開催されてきました。生活の中にある多様なデザインは、その歴史の中で影響しあい、時代に求められる形へと展開し続けています。しかし、生活様式が目まぐるしく変化する現代の社会では、そのデザインのエッセンスを見失いがちであるだけではなく、溢れる情報の中で、それに出会おうとする意欲すらも薄れているかもしれません。
左:ミケーレ・デ・ルッキ「セクレテッロ」(2016、ユニフォー)
中央上:インゲヤード・ローマン「ウォーターカラフェセット」(2017、木村硝子店)
右上:エンツォ・マーリ「フォルモサ」(1963、ダネーゼ・ミラノ)
右下:ジャスパー・モリソン「ムーン ティーポット」(1997、ローゼンタール)
世界の流行や潮流(トレンド)に適応することではなく、目の前にあるデザインの参照点であり、すべての端緒となる「The Original」をたどること。そしてあらためて見つめなおすことは、デザインの時間を超えた文脈と、それらを生み出したデザイナーたちとのつながりをもたらすはずです。
会場では、デザインの第一線で活躍する3名(本展ディレクターの土田氏、企画原案の深澤直人氏と企画協力の田代かおる氏)によって選ばれた約150点のプロダクトを展示。家具、食器からテキスタイルや玩具などの「The Original」が並びます。
選定会の様子
あわせてその魅力を伝える写真やテキスト、選考過程や関係性を説明する資料などを通して、「The Original」の背景にある考え方があますところなく紹介されます。
フェイ・トゥーグッド「ローリーポーリー」(2018、ドリアデ)
PHOTO: UNTITLED (THE FORMS THAT DESIGNERS FIND OUT #173), 2022 © GOTTINGHAM
IMAGE COURTESY OF 21_21 DESIGN SIGHT AND STUDIO XXINGHAM
私たちの日常にあるデザインをつぶさに見ていくと、創造の原点となったものは個人と社会のヴィジョンの交点に生まれてきたとも言えます。それらに「The Original」として再び目を向けることが、未来のデザインを生み出し、思考や行動の可能性を広げることにつながっていくはず。
そんなメッセージを、ぜひ今回の企画展で感じてみてください。
企画展名称 | The Original |
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開催期間 | 2023年3月3日(金) 〜6月25日(日) 10:00 - 19:00 (入場は18:30まで) |
会場 | 21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー1&2 東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン |
休館日 | 火曜日(3月21日は開館) |
入場料 | 一般1,400円、大学生800円、高校生500円、中学生以下無料 ▼オンラインチケットの購入はこちらから https://artsticker.page.link/The-Original_2121 |
主催 | 21_21 DESIGN SIGHT、公益財団法人 三宅一生デザイン文化財団 |
後援 | 文化庁、経済産業省、港区教育委員会 |
特別協賛 | 三井不動産株式会社 |
企画展詳細 | https://www.2121designsight.jp/program/original/ |
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