【兵庫】企画展「日光の彩色と金工-社寺建築の美しさの謎を解く」、竹中大工道具館で12月15日まで開催中

兵庫県神戸市の『竹中大工道具館』で、2024年12月15日(日)まで企画展「日光の彩色と金工-社寺建築の美しさの謎を解く」が開催されています。

世界遺産「日光の社寺」は、国宝9棟、重要文化財94棟を中心とした日本が世界に誇る文化遺産です。これらの建造物は、17世紀日本を代表する天才的芸術家たちによる作品群といわれ、当時最高水準の建築技術によって作り上げられました。

その魅力の象徴は、日光東照宮や日光山輪王寺大猷院などに見られる、圧倒的に絢爛豪華な建築装飾です。これらの建造物は、今日までその輝きを失っていません。伝統的な技と技術、そしてそれらを活かす知識を確実に継承し、保存修理を繰り返してきた匠の力がそれを成し遂げているのです。このような「伝統建築工匠の技」は、ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。

本展では、日光の社寺建築を彩り、その比類のない豪華さを際立たせている「彩色」と「金工」、「漆塗」という装飾技術に焦点を当て、その美しさの秘密に迫ります。

日光の社寺の修理交換中の部材も特別に展示  東照宮下神庫結綿彫刻 獅噛(17 世紀・重要文化財)
工匠によるきらびやかな金工作品・彩色作品の数々を間近で鑑賞できます
東照宮陽明門貫金具
将来の修理に備えて描かれた、色鮮やかな彩色図  東照宮神廐欄間彫刻 平彩色見取図
製作技法を、材料や道具の実物展示などで詳しく見ることもできます   金沢の金箔製造道具

普段は遠くからしか眺められない豪華絢爛な建築装飾や伝統技術の粋を、間近で鑑賞できる貴重な機会です。ぜひこの機会に足をお運びください。

イベント名称開館40周年記念企画展「日光の彩色と金工-社寺建築の美しさの謎を解く」
開催日時2024年9月14日(土)~12月15日(日)9:30~16:30(入館は16:00まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)
会場竹中大工道具館 〒651-0056 神戸市中央区熊内町7-5-1
入館料一般700円、大高生・65歳以上500円、中学生以下無料(※常設展観覧料を含む)
主催竹中大工道具館
後援など後援:兵庫県、日光市、二戸市
特別協力:日光東照宮、日光山輪王寺、日光二荒山神社
協力:日光社寺文化財保存会、社寺建造物美術保存技術協会、日本うるし掻き技術保存会、金沢金箔伝統技術保存会、石川県箔商工業協同組合、鈴木錺金具工芸社、浄法寺歴史民俗資料館、TOPPAN

補助:令和6年度日本博2.0事業(補助型)(独立行政法人日本芸術文化振興会/文化庁)
公式サイトhttps://www.dougukan.jp/special_exhibition/nikko_kobe

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